TRPG界隈の意味!怖くて気持ち悪いと言われる理由やありがちな炎上についても解説

TRPG界隈の意味!怖くて気持ち悪いと言われる理由やありがちな炎上についても解説 「X(旧Twitter)界隈」一覧

TRPG(テーブルトークRPG)は、プレイヤー同士が会話を通じて物語を紡ぎ出す、奥深くて自由度の高い遊びです。

その魅力にハマる人が多い一方で、TRPGに関わるコミュニティ、いわゆる「TRPG界隈」に対して「怖い」「気持ち悪い」といったネガティブな声が上がることも少なくありません。

この記事では、TRPG界隈とは何か、その特徴や文化をわかりやすく解説するとともに、なぜ怖がられたり気持ち悪がられるのか、界隈でありがちな炎上例にはどんなものがあるのかについても詳しくご紹介します。

これからTRPGに触れてみたい方や、界隈の空気感が気になっている方の参考になれば幸いです。

TRPG界隈の意味とは?

TRPG界隈とは、「テーブルトークRPG(Tabletalk Role Playing Game)」を中心に活動している人たちの集まりや文化圏のことを指します。

TRPGは、プレイヤー同士の会話によって物語を進めていくアナログゲームです。

サイコロやキャラクターシート、ルールブックを使って、想像の世界でキャラになりきって遊ぶのが特徴です。

このゲームを愛好し、セッション(ゲームプレイ)や創作活動、交流などを行っている人々が集まるネット上のコミュニティや文化全体が「TRPG界隈」と呼ばれています。

プレイヤーとキーパー(GM)が協力して物語を作る

TRPGでは、物語の進行役を務める「キーパー(GM)」と、キャラクターを演じる「プレイヤー」が協力してゲームを進めます。

即興性や演技力、会話力が求められる独特な遊びで、参加者の個性が色濃く出るのが魅力です。

TRPG界隈では、プレイヤー同士が互いのキャラクターや物語を尊重する空気感が重視される傾向があります。

オンラインでの活動が主流になっている

かつてはオフラインで集まって遊ぶのが主流でしたが、現在ではDiscordや通話アプリ、TRPG専用ツールなどを使った「オンセ(オンラインセッション)」が一般的です。

そのため、SNSや動画配信サイトを通じて、全国の人と繋がってセッションをしたり、プレイを見て楽しんだりする文化が根付いています。

キャラクター・シナリオ・イラストなど創作文化が活発

TRPG界隈では、キャラクターの立ち絵やイメージイラストを描いたり、シナリオを自作して共有したりするなど、創作活動も盛んに行われています。

特に人気のシステムである「クトゥルフ神話TRPG」では、自作シナリオの公開・頒布が活発で、個人作家が注目されることもあります。

BOOTHやpixivなどのプラットフォームを通じて、TRPG関連の同人文化も発展しているのが特徴です。

SNSでの交流・発信も盛ん

TRPG界隈のユーザーは、X(旧Twitter)やYouTubeなどでキャラクター紹介・セッション募集・感想の共有・配信活動などを日常的に行っています。

中にはキャラになりきって運営される「なりきりアカウント」や、カップリング・ストーリー展開を楽しむ投稿も多く見られます。

SNS上での交流が盛んなことで、新しい仲間やセッションへの参加チャンスが得られやすいという点も、界隈の魅力の一つです。

TRPG界隈が怖い・気持ち悪いと言われる理由

trpg界隈は一部の人から以下の理由で、怖い・気持ち悪いと言われています。

  • キャラクターへの執着が重たく感じられる
  • なりきり文化やカップリング推しが苦手な人も多い
  • 暗黙のマナーや地雷が多くて息苦しい
  • 内輪ノリが強くて入りづらい

キャラクターへの執着が重たく感じられる

TRPG界隈では、自分のキャラクターに強い愛着を持つ人が多いです。

「うちの子が可愛い」「このキャラは絶対に死なせたくない」といった発言が頻繁に見られます。

こうした姿勢が他の人には感情移入が行き過ぎていて、こじらせているように見えることがあります。

キャラがロスト(死亡)しただけで何日も落ち込んだり、SNSで大げさに嘆く様子を見て、「怖い」「関わりづらい」と感じてしまう人も少なくありません。

なりきり文化やカップリング推しが苦手な人も多い

TRPG界隈には、キャラクターになりきってSNSを運用する「なりきりアカウント」が存在します。

また、セッション中やその後に、キャラ同士の恋愛関係を深く掘り下げたり、カップリングを強く推す人たちもいます。

このような活動は当人たちにとって楽しいものですが、興味がない人や恋愛要素を好まない人にとっては、気持ち悪く見えてしまうことがあります。

特にBL・GLなどのカップリングを一方的に押し付けられると、「怖い」「引く」と感じる人もいるようです。

暗黙のマナーや地雷が多くて息苦しい

TRPG界隈では、「これをやったらマナー違反」「この展開は地雷」など、細かいルールや価値観が多い傾向にあります。

セッションの内容について自由に話すことさえ、「ネタバレになるからやめてほしい」と言われることもあります。

何が許されていて、何がダメなのかが見えづらいため、初心者や外部の人にとっては窮屈に感じられがちです。

結果的に、「細かすぎて怖い」「自由に楽しめない界隈」という印象につながることがあります。

内輪ノリが強くて入りづらい

TRPGは複数人で何時間もかけてプレイすることが多いため、特定の人同士で仲が深まりやすいです。

そのため、SNSや配信などでも「仲良しグループ」感が強く出てしまうことがあります。

こうした雰囲気があると、新しく入ってきた人や外部の人からは閉鎖的に見えてしまい、「怖い」と感じる原因になります。

また、セッションに参加したいと思っても、知らない人が入りづらい空気になっていることもあります。

TRPG界隈でありがちな炎上

TRPG界隈では、創作や交流の楽しさと同時に、価値観の違いや人間関係からくる炎上も少なくありません。

特にSNSを通じて情報が拡散しやすいため、ちょっとした不満や誤解が大きなトラブルに発展することもあります。

ここでは、TRPG界隈でありがちな炎上パターンをいくつかご紹介します。

プレイスタイルの不一致による対立

TRPGはプレイヤーごとに重視するポイントが異なります。

物語性を大切にする人と、ゲーム性やテンポを重視する人が同じ卓に入ると、衝突が起こりやすいです。

セッション中は何事もなく終わっても、「空気が合わなかった」「雰囲気を壊された」とSNSで愚痴をこぼす人も多く、名前を伏せた投稿が本人にバレて炎上することがあります。

プレイスタイルの違いは避けられない部分ですが、事前にすり合わせをしないまま遊ぶと、後々トラブルに発展するケースが多いです。

キャラクターへの干渉や恋愛描写の押しつけ

TRPGでは、プレイヤーがそれぞれのキャラクターに強い愛着を持っています。

そのため、他人のキャラに対して一方的に恋愛感情を向けたり、関係性を強制しようとする行為はトラブルの原因になります。

とくにカップリング要素を楽しみたい人と、恋愛を持ち込まれたくない人が同卓すると、「気持ち悪い」「空気を読んでほしい」などと不満が噴出しやすいです。

セッション後にSNSで相手のキャラへの愛を語りすぎた結果、当事者から苦情が来て炎上することもあります。

キャラロストの扱いに対する温度差

キャラロスト(キャラクターの死亡)は、TRPGにおいて避けられない展開のひとつです。

しかし、キャラを「大切な存在」として扱っている人にとっては、ロストは大きなショックになります。

その一方で、「ロストもゲームのうち」と割り切って軽く扱う人もいます。

この温度差があると、片方が不真面目に見えたり、もう片方が重すぎてめんどくさく見えたりして、対立に発展しやすいです。

ロストに関しては、セッション前に方針を共有しておくことが大切です。

無断録音・配信・ログ公開による炎上

TRPGではセッション内容を記録する人も多く、「リプレイ」として公開したいと考えることもあります。

しかし、参加者全員の許可を取らずに録音や配信を行ったり、勝手にログをSNSにアップする行為はトラブルの元になります。

とくに、キャラのやりとりやセリフがセンシティブだった場合、「自分の言動を勝手に晒された」と怒る人もいます。

創作として残したい気持ちはあっても、必ず相手の了承を得ることがマナーです。

KP(ゲームマスター)への不信や贔屓の疑い

TRPGではKP(キーパー/ゲームマスター)の裁定が物語や展開に大きく関わります。

そのため、「あのプレイヤーばかり優遇されている」「自分のキャラは不当に扱われた」と感じたとき、不満が溜まりやすいです。

とくに身内同士でのセッションでは、KPと仲の良いプレイヤーが目立って活躍していると、他の参加者が疎外感を覚えることがあります。

その結果、裏垢やSNSで不満を漏らし、身内トラブルが表に出て炎上するケースも少なくありません。

KPとしての公平さや説明責任は、参加者からの信頼を守る上で非常に大切です。

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