最近SNSでじわじわと注目を集めている「生活音界隈」ってご存知ですか?
コスメを開け閉めする音や、スキンケアアイテムを取り出す音など、日常のちょっとした“音”を楽しむ動画が集まる独特の世界なんです。
音フェチの人にとってはたまらない癒しコンテンツなんですが、その一方で「よくわからない」「ちょっと痛いかも…」なんてネガティブな声もチラホラ。
この記事では、そんな生活音界隈の意味や魅力、特徴をわかりやすくご紹介するとともに、なぜ一部で“嫌われがち”なのか、3つの理由を丁寧に解説していきます。
ちょっと気になってたけどよく知らなかった人も、今まさにハマってるという人も、ぜひチェックしてみてくださいね!
生活音界隈の意味と特徴
生活音界隈(せいかつおんかいわい)っていうのは、日常生活で出る音を楽しむ人たちの集まりのことを指します。
たとえば、化粧品のフタを開け閉めする音や、スキンケア用品を手に取るときの音などが代表的です。
この界隈では、そういった「生活音」を録音して、動画や音声コンテンツとしてSNSに投稿するのが主な活動です。
一見ただの生活の一部のようですが、耳に心地よい音やリズムが人気で、ASMR(自律感覚絶頂反応)の一種として楽しまれています。
最近では、特にTikTokで注目されていて、「#生活音界隈」「#コスメカチャカチャ界隈」なんていうハッシュタグで広まっています。
生活音界隈の特徴は以下のとおりです。
- 音が主役のコンテンツ
- コスメがよく使われる
- リラックス効果がある
- 若い世代が中心
音が主役のコンテンツ
生活音界隈では、見た目よりも音が大事です。
動画の内容としては、喋ったり説明したりするのではなく、生活音そのものを聞かせるスタイルがメインになっています。
たとえば、化粧品のフタを開ける「カチッ」という音や、スプレーの「シュッ」という音などが人気です。
そのため、録音のクオリティや音の心地よさがすごく重視されるんですね。
コスメがよく使われる
この界隈では、化粧品やスキンケア用品を使った動画が圧倒的に多いです。
リップを繰り出す音や、クリームの容器を閉める音など、コスメ独特の繊細な音が好まれています。
そのため、おしゃれなパッケージや使いやすいコスメを選ぶ人も多いんです。
見た目の可愛さもプラスされて、視覚と聴覚の両方で楽しめるような工夫がされています。
リラックス効果がある
生活音の多くは、聞いていて落ち着く音や、安心できる音なんです。
だから、動画を見る人は、ストレスを減らしたいときや寝る前などに楽しんでいることが多いです。
特にASMRが好きな人にとっては、ちょうどいい刺激と癒しが得られるジャンルとして人気なんですね。
若い世代が中心
この界隈には、中学生や高校生などの若い世代が多く参加しています。
TikTokやInstagramといったSNSでの発信が多いので、その年代にとって身近で始めやすいコンテンツなんだと思います。
自分の好きな音を録って発信することで、共感を得たり、友達とつながったりするきっかけにもなっているみたいです。
生活音界隈が嫌われる理由
生活音界隈には、以下のような批判的な意見もあります。
- 意図がわかりづらい
- 高価なアイテムの見せびらかしに見えることがある
- 模倣やパクリが多くて個性が感じにくい
意図がわかりづらいと感じる人がいる
生活音界隈の動画って、ただ音を鳴らしてるだけに見えることもあるんです。
そういう動画を初めて見た人からは、「これって何の意味があるの?」とか「何が面白いの?」って疑問に思われやすいです。
特にASMRや生活音に興味がない人にとっては、なにを伝えたいのかが伝わりにくくてモヤモヤするみたいです。
その結果、「自己満足っぽくて苦手」って感じてしまう人もいるんですね。
高価なアイテムの見せびらかしに見えることがある
動画内では、ブランド物のコスメや、見た目が豪華なアイテムがよく使われるんです。
それを見て、「見せびらかしてるだけじゃない?」とか「お金持ちアピール?」って感じてしまう人もいます。
特に学生の視聴者が多い中で、高価なものをたくさん使ってると嫉妬や反感を買いやすい傾向があるんです。
本当は音を楽しむために使っているだけでも、受け取り方によっては嫌味に映ってしまうことがあるんですね。
模倣やパクリが多くて個性が感じにくい
人気の動画スタイルやアイデアがあると、すぐに真似されることが多い界隈でもあります。
それによって、似たような動画ばかりになってしまって「またこれ?」と飽きられてしまうこともあるんです。
さらに、オリジナルの人の名前を出さずに模倣するパターンもあるので、モヤっとする人も少なくないんですよね。
そういった点が、界隈全体に対する印象を悪くしてしまう原因のひとつにもなっています。
生活音界隈の独自のルール
生活音界隈には以下のような、ふんわりとしたルールが存在します。
- 音のクオリティが最優先される
- コスメや小物の見た目にもこだわる
- 無言・無表情が基本スタイル
- 余計な演出は避ける
- 他人のマネをする時は配慮が必要
音のクオリティが最優先される
生活音界隈では、何よりも「音のきれいさ」が重視されます。
雑音が入っていたり、マイクの音質が悪かったりすると、それだけで評価が下がってしまうこともあるんです。
だからみんな、なるべく静かな場所で録音したり、マイクの位置や音量にすごく気を使っているんですね。
音を聞くことがメインのコンテンツだからこそ、そこは妥協しないっていうのが暗黙のルールになっています。
コスメや小物の見た目にもこだわる
ただ音を録るだけじゃなくて、使うアイテムの見た目にも気を配る人が多いです。
かわいいパッケージや、おしゃれなブランドのコスメを使っていると、見た目でも楽しめる動画になるからなんですね。
そのため、ボロボロになった容器や使いかけすぎて汚れたアイテムは避けるのが当たり前みたいな空気もあります。
「音+ビジュアル」両方が整っていてこそ、完成された動画と見なされることが多いです。
無言・無表情が基本スタイル
生活音を引き立てるために、動画内で喋らない・表情を出さないのが定番のスタイルです。
話し声やリアクションが入ると、せっかくの音に集中できなくなってしまうからなんですね。
だから、無言で淡々と作業をするような動画が好まれる傾向があります。
これは特に、「生活音だけを楽しみたい」っていう視聴者への気遣いでもあるんです。
余計な演出は避ける
派手な編集やBGM、テロップなどは、できるだけ入れないのが基本のルールになっています。
あくまでも「生活の中の自然な音」が主役なので、演出でごまかさないのが美学とされているんです。
動画編集もシンプルに、カットや音量調整だけで済ませることが多いです。
自然体であることが評価される、ちょっと独特な美意識がこの界隈にはあります。
他人のマネをする時は配慮が必要
人気のある動画スタイルや構図を真似するときは、「参考にしました」っていう一言を添えるのがマナーです。
たとえ音だけの動画でも、オリジナリティを大事にしている人が多い界隈だからこそ、模倣には敏感なんです。
とくにそっくりな構成で投稿すると、「パクリっぽい」と言われてしまうこともあります。
元の投稿者をリスペクトする気持ちをちゃんと見せることが大事にされているんですね。
生活音界隈は小学生もやってる?
生活音界隈には小学生の子も参加していることがあります。
特にTikTokやYouTube Shortsなど、短い動画を気軽に投稿できるSNSの影響で、年齢が低い子たちにも広がっているんです。
コスメを持っている小学生も増えていて、親のものを借りたり、プチプラコスメを使ったりして、自分なりの動画を作って楽しんでいる子もいます。
ただ、マナーや機材の使い方をまだよく知らないこともあるので、他のユーザーとトラブルになってしまうこともあるみたいです。
また、生活音界隈の中には「小学生っぽい動画は見た目や音が雑」といって嫌がる人もいるので、ちょっと厳しい空気があるのも事実です。
とはいえ、小学生でも上手に動画を作って人気になっている人もいて、年齢に関係なく注目されるチャンスがある界隈でもあります。
なので、興味があるならチャレンジしてみるのも全然アリだと思いますし、周りへの配慮も少しずつ覚えていけたらもっと楽しくなりますよ。
生活音界隈は荒れている?
生活音界隈が「荒れている」と感じる人も少なくありません。
とくにTikTokなどでは、コメント欄でのトラブルや批判が目立つことがあるんです。
たとえば、「音が汚い」「パクリじゃない?」といったネガティブなコメントがつくこともあって、ちょっとピリピリした空気になることもあります。
また、高価なコスメを使っている人に対して、「見せびらかしてるだけ」っていう批判が出ることもあるんですね。
他にも、人気投稿者の真似をした動画が「パクリだ」と騒がれたり、暗黙のルールを破ったことで炎上したりするケースもあります。
こういった状況から、生活音界隈には「独特の空気があって入りづらい」と感じている人も増えてきています。
ただ、その一方で、トラブルを避けて静かに活動している人も多いので、全体が常に荒れているというわけではないです。
ルールやマナーを意識して発信すれば、トラブルに巻き込まれずに楽しめる界隈でもあります。
生活音をTikTokで投稿すると痛いと思われる?
生活音をTikTokに投稿すると「痛い」と思われることがあるのは事実です。
特に興味がない人から見ると、ただ音を鳴らしているだけの動画が「何がしたいのかわからない」と感じられてしまうことがあります。
その結果、「自己満っぽくて痛い」とか「必死に目立とうとしてるように見える」なんていう声が出ることもあるんです。
さらに、生活音界隈には独特の雰囲気やマナーがあるので、それを知らずに投稿すると浮いてしまうこともあり、「痛い」と感じる人も出てきます。
ただし、それは一部の人の見方であって、生活音の動画を「癒される」「音が気持ちいい」と楽しんでいる人もたくさんいます。
しっかり音を意識して丁寧に作った動画なら、ちゃんと評価されることが多いですし、「痛い」とは思われにくいです。
だから、自信を持って、自分の好きなスタイルで発信していけば大丈夫ですよ。
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